映画ランキング2016 メジャー編
年内にやろうと思っていた映画ランキングがCDJで忙しくてできなかったので、本日まとめます。
といっても年間100本以上見てるとベスト10では収まらないので、メジャー編とインディーズ編の2つにわけてお送りします。本日はメジャー編です。
インディーズの区切りに悩みましたが、”映画に興味がない人が作品の存在を知ってるか”で区切りました。完璧に主観です。
それぞれベスト15とランク外を数作品ずつ紹介します。
なお、今回今年観た全作品から選びなおしたので、先日の下半期ランキングと矛盾があるかもです。悪しからず。
【ランク外のオススメ作品】
・「土竜の唄 香港狂騒曲」
三池節全開。三池崇史さん×クドカンで描く、今年最狂のエンタメ作品でした。ラストのテンションでゴリ押しした展開とか、三池監督らしさが満載で最高でした。
・「インディペンデンス・デイ:リサージェンス」
SF映画の金字塔の続編。破壊王・エメリッヒ監督の好みが全面に押し出された、ド迫力のCGが最高です。
・「ゴーストバスターズ」
大人気作品のリブート。吹き替えのキャストが想像以上のハマリ役でした。作品全体が女性差別への壮大なアンチテーゼ(?)になっている点も◎。
・「ザ・ウォーク」
最後の綱渡りシーンは手汗が半端なかったです。ただ、綱渡りシーンをCMで見せすぎた感がありました。
・「スター・トレック BEYOND」
大人気シリーズの続編。キャストが急逝したこともあり、涙腺が刺激されました。第迫力の宇宙バトルも健在です。
・「海賊とよばれた男」
山崎貴監督作品。岡田准一さんの特殊メイクが衝撃的でした。染谷将太さんは出演作が他の若手と比べて少ない気がするのですが、個人的には大好きな役者です。
・「何者」
恐怖の人間劇。佐藤健さんの役がマジで怖かったです。人間のもつ妬み嫉みを痛いほど感じさせられました。ちなみに今年話題になった川村元気プロデュース作品です。
他にも二階堂ふみさんと門脇麦さんが親友役で共演した「オオカミ少女と黒王子」や、以外とファンタジー要素が入っていた「ぼくは明日、昨日のきみとデートする」なども個人的には良かったです。
それでは、15位から昇順で1位まで発表します。
15位「怒り」
日本が世界に誇る名優・渡辺謙さん出演作品。李監督の徹底した演技指導が織りなす演技合戦がすごかったです。最後の妻夫木聡の泣き顔にやられました。
14位「ファインディング・ドリー」
「ファインディング・ニモ」の続編。タコのハンクが無双します。中盤・海底でのシーンは鮮やかな演出でした。大人でも楽しめる子供向けアニメを作ってくるあたり、ピクサーは流石です。
13位「ハドソン川の奇跡」
名作請負人・クリント・イーストウッド監督作品。コンパクトな上映時間の中で感動を演出し、奇跡の実話を綺麗に映画化しました。
12位「溺れるナイフ」
人気絶頂の若手・菅田将暉さんと近年主演作が相次ぐ小松菜奈さんのW主演作品。個人的に大好きな上白石萌音さんの演技もよかったです。
11位「ズートピア」
今年のゴールデンウィーク興行の覇者。「名探偵コナン 純黒の悪夢」と熾烈(?)な首位争いを繰り広げました。作品中盤での強烈すぎるカウンターパンチには度肝を抜かれました。
続き物でどちらもよかったので、2作品合同ということで。CGアニメだからこそできる迫力の演出、死んでも死なないという設定を利用した戦略的バトルなど、アニメの総集編ながらなかなかの秀作だと思います。今年公開予定の実写版はどうなるのか楽しみ。
9位「ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅」
世界的に世代を問わず人気な「ハリー・ポッター」シリーズのスピンオフ作品。CGが綺麗すぎてビビりました。主演のエディ・レッドメインが可愛いです。マジで。見ればわかります。
8位「ちはやふる 上の句」
旬の若手キャストが大集合。少女漫画の下地で”友情・努力・勝利”というジャンプ3大原則が繰り広げられる、すべての少年少女が楽しめるエンタメ作品でした。こちらも上白石萌音さん出演作。敵役で「ソロモンの偽証」清水尋也さんも出演してました。
7位「ローグワン/スター・ウォーズ・ストーリー」
熱烈なブームの中公開された昨年のものとは違い、過去作の間を埋めるスピンオフ作品。自己犠牲とチームプレーという日本人が大好きな要素のつまった、まさに「もうひとつのスターウォーズ」でした。
6位「永い言い訳」
超がつくほどの演技派・本木雅弘さん主演。人間の負の部分を見せる作品が減ってきた中で、西川美和監督のオリジナル脚本が光りました。本木さんの竹原ピストルさんとの演技合戦も見ものでした。予告編にもある「キミとは全然違うんだよ!」には鳥肌が立ちました。
5位「デッドプール」
今年1番ふざけきったアクション作品。エンドロール後のCパートがツボでした。最初から最後までフザけ倒す姿勢は最高。R15指定をくらうほどの刺激的で下品な展開の影響で、ピュアな人には向かない作品です。
4位「アイアムアヒーロー」
世界3大ファンタスティック映画祭を制した、邦画界で今世紀屈指の問題作。前半でのZQNが日常を侵食していく長回しは圧巻でした。「図書館戦争」佐藤信介監督の渾身の一本でしたね。来年公開予定の「BLEACH」も佐藤監督なので楽しみです。
シリーズファンなので、評価がだいぶ高くなってます。黒の組織編、またシリーズ20周年記念作品ということで、かなり原作ファンに寄せた作風でした。というより原作ファンからしたらセルフオマージュ(?)の連発で、本当にワクワクしました。3回見ちゃいました。今年の「名探偵コナン から紅の恋歌」も楽しみです。
2位「君の名は。」
たぶん紹介する必要ないんじゃないでしょうか。新海誠監督作品の総集編的な側面もあり、インディーズ時代からのファンの評判もすこぶるよかったです。年始からはIMAX版も公開します。音楽が売りの作品ですし、もう一回見に行こうかな。
1位「シン・ゴジラ」
文句なしの1位。たぶん日本人にしか理解できないであろう政治への皮肉が痛快でした。発生可能上映などもあり大盛況でしたが、年も変わり落ち着きました。DVDが3月に発売のようです。もう一回見たいな。
以上、メジャー作品のランキングでした。
明日はインディーズ編です。
アカデミー作品も多数ランクインしてます。
いい作品を上位にしようとした結果、良質な洋画を多数インディーズ扱いしてしまいました。
「この作品メジャーでしょ」とか言わないでくださいね。
では、続きはまた明日。